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佐々木「夜の学校」  2010.09.19(Sun)

881 :夜の学校 1/7:2007/04/30(月) 00:15:37 ID:aKmhGK83

「夜の学校」

 あれは、第一回裏SOS団とのミーティングというか宣戦布告というかが行なわれた日
の夕刻のこと。ちなみに裏SOS団というのは、極私的な体内空間、すなわち俺にのみ
有効な彼らの名称である。橘たちは適切な名称を俺に告げなかったし、とりあえずそう
呼ぶことにした。長門ではないが、命名することで見えることも、見えなくなるものもあ
るだろうが、敵性団体にはまず呼称が必要だからな。

 夕食を終え、風呂も済まし、あとは明日、月曜日の平日強制ハイキングに備え、睡眠と
いきたいところなのだが、いかんせん、久々の非現実空間への移動によって、頭の中の
回線が変な繋がり方でもしてしまったのか、目が冴えて一向に眠くはならなかった。
まいったね、まったく。
 枕元に置かれた携帯電話兼目覚まし時計が、コール音を鳴らしたのはそんな時だ。
古泉や長門から連絡があるかもしれないと思い、携帯への注意を怠らなかった俺は、
半コールで電話を取った。取った瞬間、見慣れない11桁の番号がディスプレイされていた
ことに気がついたが、通話ボタンはすでに押していた。

「夜分に申し訳ないね……もしもし?」
 佐々木だった。お前にこの番号を教えた記憶はないんだがな。
「挨拶もそこそこに連れないことを言うね、キミは」
 こんばんは。思い出したとばかりに返した挨拶に佐々木は、くつくつといつもの笑みを漏らす。
「ちなみに、番号はキミに連絡を取る関係で、橘さんが教えてくれたよ。昨日は自宅に
連絡したのは、そのことを伝えるのがいやだったからだ」
 俺の頭の上に浮かんだ疑問符を見ていたかのように、佐々木は疑念を解いていく。
「携帯の番号を伝えた記憶のない昔の女から、突然に電話が掛かってきたら、キミは警戒
するだろう。それに、自分の携帯に番号を登録していない人間からの電話には出ないように
している人も多いと聞く。そして問題は内容だ。留守番電話に吹き込んだのでは無視され
かねない誘いであったからね。直接、話したかったんだ……キミと」
 否応なく佐々木との関係が変化していることに俺は気がつかざるを得なかった。俺は
佐々木を敵として認識しているのだろうか、旧友が連絡を寄越してくれたことに、まった
く喜びを感じられないってのは……結構、来る物だな。佐々木を土俵に上げてしまった
橘一党に対して、昏い気持ちが浮かぶのは避けられなかった。
「……それで、一体何の用だ? お互い、明日は学校だろう。夜更かしは身体に毒だぜ」
 だから、言葉には刺が潜んだ。自分の情けなさに涙が出そうになる。佐々木は巻き込ま
れただけじゃないか、被害者だ。お前には責任はない、ないはずだ。
 その時、こつんと窓に何かが当たった音がした。携帯を右手に窓の外を見下ろす。
そこには、昼にあった時と同じ格好の佐々木が立っていた。
「これから、出てこれらないか、話がしたいんだ。ふたりだけで」
 わかった。短くそう告げて、あわただしく寝間着を脱ぐ。脱ぎ捨てていた服を身につける。
なんだよ、なんなんだよ、一体。なぁ佐々木、なんでお前はそんな今にも泣きそうな顔を
しているんだ。足音を忍ばせて、階段を下り、慎重に玄関を空け、俺は夜気の中に出た。
 春とはいえ、夜は少し冷えるな。





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佐々木「キョン、私を選んでくれて本当にありがとう」   2010.09.04(Sat)

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/08(日) 21:01:55 ID:cgMGtcKZ

よく少女漫画等で二人の女性が好きな男を取り合って二人の内どちらかを選ぶというベタベタすぎる展開がある。
俺も小学生低学年の時には自分にもそんな時期がくるだろうか?と悶々と過ごした事はあったが
それも高学年になる頃にはよく出来すぎている現実を理解し始め
中学生にあがった時にはそんな事が起きる分けないと頭の中から追い出していた。
だが俺も男だから少なからずそういうシュチエーションには多少興味があり、頭の隅ではもしかしたら・・・
という希望を持ち続けていた。






実際にそのシチュエーションになるまでは





俺は今SOS団御用達の例の喫茶店で二人の女性____
佐々木とハルヒに見つめられ今まで生きてきた16年間で最も重大な選択に迫れていた。
ここまで言えばどれだけ頭の回転が鈍い人でも今俺がどんな状況下に置かれているか理解していただけるだろう。
そうこの二人の内どちらかを選ばなければなければいけないのだ。
無論、二人とも断るor二人とも付き合うという選択も考えたが、前者は何か言えない空気がアウッシュビッツのガス室ばりに張りつめてるし、
後者は論外だ。
あぁ、どうして俺はこんな目に会っているのか。
思えば今日の朝からこうなる事は決まっていたのかもしれないな・・・・・・







俺は今日の朝いつも通りの時間の時間に起床し、いつも通りの時間に朝食を食べ、いつも通りの時間に家を出た。
しかし、何かが変だった。いつも通り過ぎるのだ。
いつもならどこかで何かちょっとした衝突があり、それをやれやれと心の中で呟くのが日課だったのが今日はそれがなかった。
嫌な予感がする・・・・
こういう場合良い予感_____
例えば親戚に会いに行く時いつもより多くお小遣いが貰えるかもしれないとかの予感はマンボウが大人になる確率でしか当たらないが
逆に悪い予感______
例えば親に呼ばれて怒られるかもしれないというとかの予感はシックスナインズだ。





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佐々木「月明かりの帰り道」  2010.08.30(Mon)

707 :1:2007/04/07(土) 23:21:36 ID:I/zB0S4F

「キョン、僕は今まで、所詮、人間の魂や思いはその体の中に閉じ込められていて、それらが交わりあうこと、理解しあうことは不可能だと思っていた。」
目の前に所在なげに立った佐々木が俺から目をそらしながら、つぶやいた。
いや、俺に語りかけていた。
「僕にできるどんな手段を用いても、僕は君に僕の考えや感情、つまり心を伝えるのは不可能だろう。どれだけ、君に僕のことを理解してもらいたいと願っても。そして、僕が君のすべてを理解することも。」
月明かりを浴びて立ち尽くす俺の中学時代の「親友」。
そこに、いつもの佐々木はいなかった。
それは、まるで初めて出会うごくありふれた十代の少女のように感じられた。
「佐々木?一体どうしたって-」
「キョン、お願いだから聞いて欲しい。」
俺は言葉を呑んだ。
中学時代、俺はこの道を佐々木と歩いていた。
同じ月明かりの下、同じこの道を。
「だから、ずっとばかばかしいことだと思っていたんだよ。理解できないとわかっているものを必死に理解しようとしてもがくことを、理解してもらえないとわかっているのに必死に理解されようとして傷つくことを。それをずっと滑稽なことだと思っていた。そして-
僕はそれからずっと逃げていた。」





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佐々木「世界と君の手」  2010.08.25(Wed)

134 :理系:2007/04/09(月) 23:35:04 ID:RERBtoXM

「キョンくん電話だよ~」
風呂の扉が遠慮なしに開かれる。
妹よ、いい加減恥じらいくらいは覚えてくれないか。
湯船に浸かっているからまだよかったものの、まったく。

それ以前に、なんでどいつもこいつも俺が風呂に入っているときに限って電話がかかってくるんだか。
「はい、キョンくん。」
あぁ、サンキュー。で、用が終わったのなら早く出て行ってくれないかな、妹よ。男の肉体の神秘を知るにはまだ君は早い。
「は~い。」
あまりにも幼すぎるわが妹の将来に不安になりながら、電話に耳を当てた。
あ、いけね。誰からかかってきたか聞くのを忘れた。
古泉あたりだったら問答無用で切って、風呂から上がるまで待たせよう。

「もしもし。」
「やぁ、キョン。こんばんは。」
この声は―






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佐々木「ハネウマライダー」  2010.08.23(Mon)

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/22(日) 12:41:31 ID:69mOa1CX

ようやく完成した歌シリーズ第2弾 「ハネウマライダー」
佐々キョンの現実は辛い結末になるだろうから、せめて俺の脳内だけでもハッピーエンドにしたくて書いた。
またキャラが変わってる気がしないでもないが、直撃することを切に願って投下する



712 :ハネウマライダー(1):2007/04/22(日) 12:43:16 ID:69mOa1CX

BGM:ポルノグラフティー「ハネウマライダー」



唐突だが俺はモーターバイクを買った。
そこ、「何で買った」とか「そんな金ないだろ」なんて突っ込むなよ。
どうせ作者の頭のネジが二三本飛んでいったんだろ。だから俺の手元に念願の普通自動二輪免許があってもおかしくないわけだ。ご都合主義に感謝。
校則違反であることは間違いないが、生粋の優等生ではないことを自覚している俺としては少しくらい若気の至りがあってもいいと思っている今日この頃。
宇宙人でも超能力者でもない、ごく一般的な高校生である俺が普通の娯楽を求めた結果に過ぎない――俺の中ではそんな正当化がなされている。

ともかく、いま俺の目の前には中古で買った普通自動二輪車が転がっている。
かなり安く仕入れたこともあって、その外見は「オンボロ」というに相応しいものだ。
エンジンなどの中身は問題ないらしいのだが、生憎俺にはさっぱりわからん。
そこは専門職の言葉を信じるとして、さすがにこの見た目だけは勘弁願いたい。
錆付いたボディはいくら俺でも気が引ける。いくら高校生とはいえこんなポンコツで走っていたら
笑い者になるだろう。つまりはそれ程ひどい有様というわけだ。
さて、どうするかね……


あれから数日、俺は暇を見つけては車体を塗り直していた。
誤魔化しがきかない箇所の錆は削り落とし、不可能ならパーツごと交換する。これは整備屋のおっちゃんに頼んでやってもらった。
このように俺が奔走出来るのも、長門のおかげで宿題を終えることができたからだ。
あいつには本当に感謝にたえないな。今度図書館にでも連れて行くか。
ちなみに我らが団長は最近連絡が無い。古泉から聞いた話だと親戚の方に遊びに言ったらしい。そのためSOS団の活動は自動的に休止となった。
あいつの自由奔走は今に始まったことじゃないが、出かけるならせめて連絡の一つでも寄越して欲しいもんだ。おかげで最初は整備しながら電話の音に気を張るという慣れない作業を強いられた。やれやれだぜ。

まぁ、そんなこんなで見事俺のジョンは、今日の青空に映えるようなメタルブルーを纏って復活した。
完成したジョンを眺めていると、"愛着"というものをしみじみ実感できる。
……そこ、「ジョン」で笑うなよ。名前なんかどうでもいいんだ。

時間を確認してみると、まだ1時を回ったばかりだった。
このまま部屋でごろごろするのもいいが、せっかくの晴れた昼下がりだ。
ジョンも走りたがってるだろうし、コイツで当てもなく走るとするか。

跨った瞬間、俺は今日何か新しい出来事に逢えるような気がした。





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